妊活で鍼灸治療を受けにくる女性が増えました。妊活で重要になるのは、排卵日の知識。病院では科学的な検査法が用いられますが、自覚症状や基礎体温(BBT)は自分でわかるので、まずはそこから。
1)自覚症状ーーー排卵痛と呼ばれる生理中間期の痛み、中間期出血、帯下感(おりもの)など排卵期の症状が自覚できれば、排卵の時期が推測できます。
2)基礎体温測定ーーー女性用の基礎体温を測るための体温計で測定できます。毎朝起床時に深呼吸しリラックスして、体温計を舌下に挟んで測ります。毎月の体温変化がわかってきたら低体温相の最終日を予測します。排卵はその前後3日以内に起こることが多いとされています。
3)妊活女性は下半身を冷やさない工夫が必要。そして、足腰の関節運動と筋肉の運動が妊娠することに一役買っています。手足が冷たい人は、お灸を活用することも効果があります。
4) 昭和初期や栄養状態が良くなかったであろう戦中期に、なぜ女性がたくさんの子供を産むことができたのか? 現代と比較すると生活スタイルの変化も影響していると考えられます。トイレの形式、床掃除の仕方、などなど足腰の筋肉の使い方に注目です。